システムアーキテクト試験 令和3年度春期の正答と、IPAの出典PDFへのリンクです。正答25問を収録しています。
問題文は収録していません。IPAが公表している問題冊子PDFがスキャン画像で、文字情報が入っていないためです。OCR(画像から文字を推定する処理)は行っていません。コードやビット列、数値が1文字変われば設問の答えが変わってしまうからです。
正答は、IPAが公表している解答例PDFから機械的に読み取ったものです。問題冊子PDFがスキャン画像のため、問題側の問番号と突き合わせる検算は原理的にできていません。解答例PDFの問番号をそのまま正としています。
午前Ⅰは高度試験・情報処理安全確保支援士試験の共通問題で、同じ日程の各区分で同一の問題が使われます。本サイトでは同じ正答を区分ごとに重複して持たず、1か所にまとめています。
この日程の午前Ⅰの正答は、ITストラテジスト試験 令和3年度春期のページに収録しています。
25問。正答のみ。問題文は収録していません。
| 問 | 正答 | 問 | 正答 | 問 | 正答 | 問 | 正答 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | イ | 2 | イ | 3 | ウ | 4 | ウ |
| 5 | ウ | 6 | イ | 7 | ア | 8 | ア |
| 9 | イ | 10 | ウ | 11 | イ | 12 | イ |
| 13 | ア | 14 | エ | 15 | ウ | 16 | ア |
| 17 | ア | 18 | ウ | 19 | イ | 20 | エ |
| 21 | イ | 22 | イ | 23 | ウ | 24 | ア |
| 25 | イ |
解答例PDFに出てくる大問は4問(問1、問2、問3、問4)です。
この区分の解答は収録していません。
午後試験の解答例は「大問→設問→空欄記号→解答」の表の形で公表されています。これを文字として取り出すと列が混ざって読み順が崩れ、別の大問の解答がつながってしまいます。誤った対応づけを出すより、解答例PDFへのリンクに留めました。大問番号は解答例PDFに現れたもので、ここは信頼できます。
問1 では,試験研究機関での主要な産業支援事業を管理する情報システムを題材に,法人番号の活用を含め たシステム刷新に伴う企業及び利用者に関する情報の管理運用の見直しについて出題した。全体として正答率 は平均的であった。 設問1 は,正答率が低かった。特に属性名については,“利用者コード”と誤って解答した受験者が多かっ た。“利用者コード”とすると,再発行時に古い利用者カードを無効にすることができない。〔現行業務の概 要〕の記述をよく読んで,利用者カードの管理運用を理解して,正答を導き出してほしい。 設問2(2)は,正答率がやや低かった。“代表電話番号”,“代表者氏名”など,適用料金区分を判断する上で 関係のない情報を誤って解答した受験者が多かった。なぜ企業情報を確認したり,調べたりする必要があるの かをしっかり理解してほしい。
問2 では,宅配便サービスを題材に,現行業務,既存の情報システムを正しく把握した上での顧客やサービ ス利用者から求められている機能の設計について出題した。全体として正答率は平均的であった。 設問1(1)は,正答率がやや低かった。配達予定時刻を計算するために,配達員が配達端末を用いて配達シス テムに連携している情報を問う問題であったが,配達端末を用いて連携していない情報を誤って解答した受験 者が多かった。一般論で解答するのではなく,本文中の記述及び設問の内容から,配達システムにどのような 情報を連携する必要があるのかを理解して,正答を導き出してほしい。 設問1(3)は,正答率がやや低かった。配達条件の変更を受け付けられない場合の条件を問う問題であった が,配達状況が“配達完了”や“不在連絡済”など,成立しない条件を誤って解答した受験者が多かった。本 文中の記述から,複合条件としては成立しないことに気付いてほしい。システムアーキテクトは現行業務を踏 まえた上で,システム改善後の機能を設計することを心掛けてほしい。
問3 では,銀行の融資りん議業務のペーパレス化を実現するワークフローシステム(以下,WF システムと いう)の新規構築を題材に,現行業務の課題を正しく把握した上でのシステム化後の新業務の定義と処理方式 の検討について出題した。全体として正答率は平均的であった。 設問1 は,正答率がやや低かった。システム全体に影響するアーキテクチャの決定事項に関する問題であっ たが,一部の業務に限定して解答した受験者が多かった。システムアーキテクトは,情報システム全体を俯瞰 ふかん して検討する立場であることを認識してほしい。 設問2(2)は,正答率が低かった。業務要件を踏まえ,WF システムのデータと外部システムである担保評価 システムのデータを比較する際のシステム上の判断基準を問う問題であったが,WF システム内のデータ同士 を比較している解答や,担保評価システムのデータを判定する条件を明確にしていない解答が多かった。複数 のシステムが連携して業務を実現するケースが増えてきており,そのような中でも業務と情報システムの機能 及びデータの関係を正確に把握して設計することを心掛けてほしい。
問4 では,消防活動で用いられる,IoT,AI を活用した消火ロボットシステムを題材に,システムアーキテ クチャの決定,機能仕様の策定について出題した。全体として,正答率は平均的であった。システムの機能は よく把握されていることがうかがえた。 設問1(2)は,正答率は平均的であったが,放水制御の自動化について記述した解答が見受けられた。複数の 放水ロボットの運用について改善できる点について問うていることを認識してほしい。 設問2(3)は,正答率はやや低かった。“周回飛行へ切り替える”とだけ記述した解答が見受けられた。周回 飛行による火災状況の変化の検出だけを行うのではなく,継続監視飛行も続ける必要があることを考慮し,継 続監視飛行と周回飛行の組合せによる監視が効果的であることに気付いてほしい。 設問3(2)は,正答率はやや高かったが,消防ホースの長さについてだけ記述した解答が見受けられた。複数 の放水ロボットが協調して消火活動を行う場合に,各放水ロボットの走行,水源の確保において相互に支障が ないように運用する必要があることを理解してほしい。
出典: 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)採点講評。採点講評PDFを開く
解答例PDFに出てくる大問は3問(問1、問2、問3)です。
この区分の解答は収録していません。
午後試験の解答例は「大問→設問→空欄記号→解答」の表の形で公表されています。これを文字として取り出すと列が混ざって読み順が崩れ、別の大問の解答がつながってしまいます。誤った対応づけを出すより、解答例PDFへのリンクに留めました。大問番号は解答例PDFに現れたもので、ここは信頼できます。
全問共通 全問に共通して,自らの経験に基づき設問に素直に答えている論述が多く,問題文に記載してあるプロセス や観点などを抜き出し,一般論と組み合わせただけの表面的な論述は少なかった。一方で,実施事項の論述に とどまり,実施した理由や検討の経緯など,システムアーキテクトとして考慮した点が読み取れない論述も見 受けられた。自らが実際にシステムアーキテクトとして,結論を導くに当たり,検討して取り組んだ内容を具 体的に論述してほしい。
問1 では,アジャイル開発におけるユーザストーリ(以下,US という)の規模や難易度の調整と価値に基 づく優先順位の決定について,具体的に論述することを期待した。適切な論述では,US の分類,規模や難易 度の調整,価値に基づく優先順位付けについて具体的に述べていた。一方で,具体的なUS やその価値につい て言及しておらず,一般的な仕様や機能の要件定義について述べている論述や,US の規模や難易度は論述さ れていても,その調整について具体的に述べられていない論述など,求められている趣旨に沿って適切に論述 できていないものも散見された。システムアーキテクトは,US の抽出・調整・優先順位付けなどのアジャイ ル開発の手法を利用し,アジャイル開発を主導することを心掛けてほしい。
問2 では,情報システムの機能追加における業務要件の分析と,その結果に基づく設計について,具体的に 論述することを期待した。多くの論述が業務要件の分析とその設計について具体的に述べていた。一方で,業 務要件の分析の視点がなく業務要件そのものを分析結果とした論述や,“要件を実現する設計”だけにとどま り,分析結果に基づく設計とは言い難い論述も散見された。システムアーキテクトは,業務と情報システムを 橋渡しする役割を担う。そのため,業務と情報システム双方の視点から業務要件を分析し,分析結果に基づい て設計を進めることを心掛けてほしい。
問3 では,組込みシステムのネットワーク化について,開発する組込みシステム,ネットワーク及びネット ワークに接続されたほかの組込みシステムを含めたシステム全体を考慮した上でのシステムアーキテクチャの 設計について,具体的に論述することを期待した。多くの論述はシステム全体を説明した上で,その特徴に基 づく課題・制約・解決策について具体的に述べていた。一方で,システム全体の抽象的・一般的な説明に終始 している論述や,実装の細部にとどまっている論述も散見された。 組込みシステムのシステムアーキテクトは,対象となる組込みシステムの課題とその解決策を関係者に説明 する機会が多いと思われる。平素からシステム全体の概要を適切に把握し,課題と解決策を提案できるよう心 掛けてほしい。
出典: 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)採点講評。採点講評PDFを開く
年度ごとの配点は収録していません。配点と出題数は制度改定で変わるため、現行制度の値を過去の回に当てると誤りになります。この回の配点は、下の試験要綱PDFでご確認ください。
令和3年度春期の試験要綱PDF(配点はこの中にあります)
下の値は情報処理技術者試験・情報処理安全確保支援士試験 試験要綱 Ver.5.4(2025年4月17日)に載っている現行制度のものです。配点も採点方式も、この回のものではありません。出題数が現行制度と同じ回でも、本サイトはこの値をその回の配点として扱っていません。
| 問番号 | 解答数 | 1問の配点 | 採点方式 |
|---|---|---|---|
| 問1-25 | 25 | 4点 | 素点 |
この回は4大問ですが、現行制度は3大問です。出題数が違うので、現行制度の配点はこの回に当てはまりません。
この回は3大問ですが、現行制度は2大問です。出題数が違うので、現行制度の配点はこの回に当てはまりません。
IPAが公開しているPDFへのリンクです。問題文はこのPDFの中にしかありません。
| 区分 | 問題 | 解答例 | 講評 |
|---|---|---|---|
| 午前Ⅰ | 問題冊子(2.1 MB) | 解答例(44 KB) | なし |
| 午前Ⅱ | 問題冊子(1.9 MB) | 解答例(9 KB) | なし |
| 午後Ⅰ | 問題冊子(4.9 MB) | 解答例(178 KB) | 採点講評(142 KB) |
| 午後Ⅱ | 問題冊子(1.3 MB) | 解答例(96 KB) | 採点講評(113 KB) |
出典: 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)。この回の問題冊子PDFは、中身を測っていません。本サイトが測った範囲では、CBT公開問題を除く問題冊子はすべてスキャン画像でした。