ITストラテジスト試験 令和3年度春期の正答と、IPAの出典PDFへのリンクです。正答55問を収録しています。
問題文は収録していません。IPAが公表している問題冊子PDFがスキャン画像で、文字情報が入っていないためです。OCR(画像から文字を推定する処理)は行っていません。コードやビット列、数値が1文字変われば設問の答えが変わってしまうからです。
正答は、IPAが公表している解答例PDFから機械的に読み取ったものです。問題冊子PDFがスキャン画像のため、問題側の問番号と突き合わせる検算は原理的にできていません。解答例PDFの問番号をそのまま正としています。
30問。正答のみ。問題文は収録していません。
| 問 | 正答 | 問 | 正答 | 問 | 正答 | 問 | 正答 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | ア | 2 | ウ | 3 | ウ | 4 | イ |
| 5 | エ | 6 | エ | 7 | エ | 8 | ウ |
| 9 | エ | 10 | ウ | 11 | エ | 12 | ア |
| 13 | ア | 14 | ウ | 15 | イ | 16 | ア |
| 17 | ア | 18 | ア | 19 | ア | 20 | エ |
| 21 | ア | 22 | ウ | 23 | ウ | 24 | ア |
| 25 | ウ | 26 | ウ | 27 | イ | 28 | ウ |
| 29 | イ | 30 | イ |
25問。正答のみ。問題文は収録していません。
| 問 | 正答 | 問 | 正答 | 問 | 正答 | 問 | 正答 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | イ | 2 | ウ | 3 | エ | 4 | エ |
| 5 | ア | 6 | イ | 7 | ア | 8 | ア |
| 9 | エ | 10 | イ | 11 | イ | 12 | ウ |
| 13 | エ | 14 | ウ | 15 | イ | 16 | ウ |
| 17 | イ | 18 | ア | 19 | イ | 20 | ウ |
| 21 | イ | 22 | ウ | 23 | ア | 24 | ウ |
| 25 | イ |
解答例PDFに出てくる大問は4問(問1、問2、問3、問4)です。
この区分の解答は収録していません。
午後試験の解答例は「大問→設問→空欄記号→解答」の表の形で公表されています。これを文字として取り出すと列が混ざって読み順が崩れ、別の大問の解答がつながってしまいます。誤った対応づけを出すより、解答例PDFへのリンクに留めました。大問番号は解答例PDFに現れたもので、ここは信頼できます。
問1 では,タクシー会社におけるデジタルトランスフォーメーションについて出題した。全体として正答率 は平均的で,状況設定はおおむね理解されているようであった。 設問3 は,正答率がやや低く,“需要予測の精度を向上させる”という解答が見受けられた。ここでは,時 間・料金予測サービスで提供される待ち時間,乗車時間及び目安料金に関する予測の精度が向上することに気 付いてほしい。 設問4(1)では,“配車アプリの利用者を増やす狙い”という解答が散見された。配車アプリの利用者を増やす 背景として,タクシーを呼べないという顧客の不満を解消するために,配車可能な車両を増やす必要がある点 まで理解してほしい。 IT ストラテジストは,対象となる事業・業務環境を分析,評価した上で,ディジタル技術の的確な活用を判 断し,事業戦略を推進する能力を高めてほしい。
問2 では小売業の店舗販売とインターネット通信販売の融合について出題した。全体として正答率は平均的 で,状況設定はおおむね理解されているようであった。 設問1 は,正答率がやや低かった。“来店客数の減少”や“閲覧数の増加”という現在の状況を記述した解 答が散見された。外部のネット通販サイトの制約の多さが,新規にネット通販システムを構築する背景にある ことに気付いてほしい。 設問2(2)は,正答率がやや低かった。“店舗のインセンティブになる”というR 社の店舗の利点を解答した ものが見受けられた。R 社の取組の狙いは,需要の変動への対応にあることを理解してほしい。 設問3(2)は,正答率が低かった。“在庫をネット通販にも流通させる”などの一般的な解答が見受けられた。 R 社の独自の取組に即して解答してほしい。 IT ストラテジストは,社内外の環境変化に応じて,IT を活用した経営戦略や情報戦略を策定する能力を高め てほしい。
問3 では,印刷会社の写真事業における新規ビジネスの企画について出題した。全体として正答率は平均的 で,状況設定はおおむね理解されているようであった。 設問1 は正答率が低かった。B 社側の人員の状況に加えて,小中学校側の学校行事実施日の状況も踏まえて 解答しているものは少なかった。状況設定から事実を適切に評価し,簡潔に説明する能力を高めてほしい。 設問2(1)では,“スマートフォン内蔵カメラの普及”という解答が散見された。B 社は“カメラマンの稼働率 低下”を問題として捉え,これを解決するための行動をとっていることを理解してほしい。 設問3(1)では,“自分の子供以外の顔全てにぼかしを入れる”という解答が散見された。保護者の要求事項を 正確に理解し,目的達成のためには,要望があった子供の顔を対象とし,他の保護者が購入した場合にぼかし を入れれば足りることを理解してほしい。 IT ストラテジストは,顧客ニーズを的確に捉え,効果の高い解決策を策定する能力を高めてほしい。
問4 では,AI を用いた筋電義手の事業計画の立案について出題した。全体として正答率は平均的で,状況設 定はおおむね理解されているようであった。 設問1(1)は,正答率がやや低かった。市場状況と開発方針を考慮していない解答も見受けられた。海外メー カが国内市場への進出を狙う状況に対し,短期間で開発して国内市場で販売を開始する開発方針を立てたこと を理解してほしい。 設問2(2)は,正答率がやや高かったが,研究費用など情報でない解答も一部に見受けられた。H 教授が必要 としている情報が何であるかを理解してほしい。 設問3(2)は,正答率が平均的であった。既に飽和状態にある市場に対して,買い替えを促す潜在的需要を考 慮していない解答が散見された。設問で求めている内容と本文記述をよく理解して解答してほしい。 IT ストラテジストは,社会環境,市場動向,技術動向を基に,AI などの新たな技術も活用して,将来の事業 の拡大も含めた戦略的な事業計画を立案し,推進する能力を高めてほしい。
出典: 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)採点講評。採点講評PDFを開く
解答例PDFに出てくる大問は3問(問1、問2、問3)です。
この区分の解答は収録していません。
午後試験の解答例は「大問→設問→空欄記号→解答」の表の形で公表されています。これを文字として取り出すと列が混ざって読み順が崩れ、別の大問の解答がつながってしまいます。誤った対応づけを出すより、解答例PDFへのリンクに留めました。大問番号は解答例PDFに現れたもので、ここは信頼できます。
全問共通 全問に共通して,“論述の対象とする構想,計画策定,システム開発などの概要”又は“論述の対象とする 製品又はシステムの概要”が適切に記述されていないものが散見された。これらは,評価の対象となるので, 矛盾が生じないように適切な記述を心掛けてほしい。 午後Ⅱ試験では,IT ストラテジスト自身の経験と考えに基づいて,設問の趣旨を踏まえて論述することが重 要である。問題文及び設問の趣旨から外れた論述や具体性に乏しい論述は,評価が低くなってしまうので,注 意してほしい。
問1 では,デジタルトランスフォーメーションを実現するための新サービスの企画について,具体的な論述 を期待した。組織や地域社会の課題に対して,既存の事業を変革したり,新しいビジネスモデルを創出したり するなど,デジタルトランスフォーメーションを実現するための新サービスを取り上げている論述も見受けら れ,題意はおおむね理解されているようであった。一方で,ディジタル化による業務改善や,業務の一機能に 対するディジタル化にとどまっている論述も見受けられた。デジタルトランスフォーメーションは,企業がビ ジネス環境の激しい変化に対応し,データとディジタル技術を活用して,顧客や社会のニーズを基に,製品や サービス,ビジネスモデルを変革するとともに,業務そのものや,組織,プロセス,企業文化・風土を変革 し,競争上の優位性を確立することである。IT ストラテジストは,事業やビジネスを変革するような取組と, それを実現する新サービスを企画できるように,国内外のデジタルトランスフォーメーションの先進事例など の知見を深めて,実践での経験を積んでほしい。
問2 では,個別システム化構想案に対するステークホルダの意見を調整し,事業戦略と整合の取れた個別シ ステム化構想を策定する論述を期待した。多くの論述は,ステークホルダからの意見を基に,個別システム化 構想で検討した内容を見直したり,意見調整のために工夫をしたりしている経験がうかがえた。一方で,ステ ークホルダからの単純な要望を聞いて構想としてまとめたといった論述や,意見の調整への対応として,単に RPA・SaaS の技術を活用したといった具体性のない論述にとどまっているものも見受けられた。IT ストラテジ ストには,事業目標達成に寄与する,実現性のある個別システム化構想を策定できる能力が求められる。日頃 から経営者の目線で説明することを心掛けてほしい。
問3 では,異業種メーカとの協業による組込みシステムの製品企画戦略について,具体的な論述を期待し た。異業種メーカとの協業によって,既存製品を新たな製品として新市場へ投入する企画を立案した経験のあ る受験者には,論述しやすかったと思われる。一方で,新製品の概要が不明瞭な論述,異業種メーカとの協業 ではなく単なる外部調達に言及する論述,協業を検討した理由が不明瞭で内容が不足している論述も見受けら れた。組込みシステムのIT ストラテジストは,既存製品のライフサイクルのステージを基にした,新市場への 投入戦略について理解し,実践で深く分析する能力を養ってほしい。
出典: 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)採点講評。採点講評PDFを開く
年度ごとの配点は収録していません。配点と出題数は制度改定で変わるため、現行制度の値を過去の回に当てると誤りになります。この回の配点は、下の試験要綱PDFでご確認ください。
令和3年度春期の試験要綱PDF(配点はこの中にあります)
下の値は情報処理技術者試験・情報処理安全確保支援士試験 試験要綱 Ver.5.4(2025年4月17日)に載っている現行制度のものです。配点も採点方式も、この回のものではありません。出題数が現行制度と同じ回でも、本サイトはこの値をその回の配点として扱っていません。
| 問番号 | 解答数 | 1問の配点 | 採点方式 |
|---|---|---|---|
| 問1-30 | 30 | 3.4点 | 素点 |
問1-30:得点の上限は100点
| 問番号 | 解答数 | 1問の配点 | 採点方式 |
|---|---|---|---|
| 問1-25 | 25 | 4点 | 素点 |
この回は4大問ですが、現行制度は3大問です。出題数が違うので、現行制度の配点はこの回に当てはまりません。
この回は3大問ですが、現行制度は2大問です。出題数が違うので、現行制度の配点はこの回に当てはまりません。
IPAが公開しているPDFへのリンクです。問題文はこのPDFの中にしかありません。
| 区分 | 問題 | 解答例 | 講評 |
|---|---|---|---|
| 午前Ⅰ | 問題冊子(2.1 MB) | 解答例(44 KB) | なし |
| 午前Ⅱ | 問題冊子(1.8 MB) | 解答例(9 KB) | なし |
| 午後Ⅰ | 問題冊子(3.6 MB) | 解答例(164 KB) | 採点講評(142 KB) |
| 午後Ⅱ | 問題冊子(1.3 MB) | 解答例(96 KB) | 採点講評(140 KB) |
出典: 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)。この回の問題冊子PDFは、中身を測っていません。本サイトが測った範囲では、CBT公開問題を除く問題冊子はすべてスキャン画像でした。