データベーススペシャリスト試験 平成31年度春期の正答と、IPAの出典PDFへのリンクです。正答25問を収録しています。
問題文は収録していません。IPAが公表している問題冊子PDFがスキャン画像で、文字情報が入っていないためです。OCR(画像から文字を推定する処理)は行っていません。コードやビット列、数値が1文字変われば設問の答えが変わってしまうからです。
正答は、IPAが公表している解答例PDFから機械的に読み取ったものです。問題冊子PDFがスキャン画像のため、問題側の問番号と突き合わせる検算は原理的にできていません。解答例PDFの問番号をそのまま正としています。
午前Ⅰは高度試験・情報処理安全確保支援士試験の共通問題で、同じ日程の各区分で同一の問題が使われます。本サイトでは同じ正答を区分ごとに重複して持たず、1か所にまとめています。
この日程の午前Ⅰの正答は、プロジェクトマネージャ試験 平成31年度春期のページに収録しています。
25問。正答のみ。問題文は収録していません。
| 問 | 正答 | 問 | 正答 | 問 | 正答 | 問 | 正答 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | イ | 2 | ウ | 3 | エ | 4 | イ |
| 5 | イ | 6 | エ | 7 | ウ | 8 | イ |
| 9 | ア | 10 | イ | 11 | ア | 12 | ア |
| 13 | イ | 14 | ウ | 15 | エ | 16 | ウ |
| 17 | ウ | 18 | ア | 19 | ア | 20 | エ |
| 21 | エ | 22 | エ | 23 | エ | 24 | ウ |
| 25 | イ |
解答例PDFに出てくる大問は3問(問1、問2、問3)です。
この区分の解答は収録していません。
午後試験の解答例は「大問→設問→空欄記号→解答」の表の形で公表されています。これを文字として取り出すと列が混ざって読み順が崩れ、別の大問の解答がつながってしまいます。誤った対応づけを出すより、解答例PDFへのリンクに留めました。大問番号は解答例PDFに現れたもので、ここは信頼できます。
問1 では,スポーツイベント運営サービス会社の大会運営システムのデータベース設計について出題した。 全体として,正答率は高かった。 設問1(1)は,正答率は高かったが,関係スキーマや属性名を解答する設問では,主キーを表す実線の下線及 び外部キーを表す破線の下線を記入していない解答が散見された。解答に当たっては問題文をよく読み,解答 方法の指示に従ってほしい。 設問1(2)は,正答率は高かったが,“大会運営サービス”を“運営サービス”のサブタイプ,“大会アイテ ム”を“アイテム”のサブタイプとする誤った解答が散見された。図2 の関係スキーマに記載された主キーか らサブタイプにならないことを読み取ってほしい。 設問3 は,正答率が低かった。(1)①は,後続するエントリ枠が抽選エントリ枠と再帰的な関係にあることが 読み取れていない解答が散見された。また,③は,抽選結果が会員ごとに決まるものであることが読み取れて いない解答が散見された。状況記述を正確に読み取るようにしてほしい。
問2 では,データベースでのトリガの実装,及び,トリガ内のロックによって引き起こされるデッドロック について出題した。全体として,正答率は高かった。 設問1 は,正答率が高かった。トリガの基本や,ISOLATION レベルに応じたトランザクションの振る舞い についてよく理解されていた。 設問2(1)は,設問1 に比べて正答率が低かった。設問中のトリガの仕様と状況記述から,与えられたSQL の 目的と必要な定義内容を読み取ってほしい。設問2(2)は正答率が高く,トリガの振る舞いについてよく理解さ れていた。 設問3 は,正答率が低かった。同一テーブル内での,複数行間のデッドロックを題材としたが,デッドロッ クの発生要因に気付けない受験者が多かったと思われる。デッドロックが発生するメカニズムについて,理解 を深めてもらいたい。
問3 では,部品表の設計及び処理について出題した。全体として,正答率は高かった。 設問1,2 及び設問3(1)の正答率は高く,部品表の基本的なテーブル構造及び部品表に対する基本的な処理 とその処理に用いられるSQL 構文はよく理解されていた。 設問3(2)では,主索引と同じ順番に列名を並べた誤った解答が散見された。等値比較のローカル述語が指定 された列を索引キーの先頭列にするのは,索引設計の基本の一つであることを知っておいてほしい。 設問4(1),(2)は,設問1,2 に比べて正答率が低かった。品目区分を利用すれば,性能を効率化できるこ と,またローレベルコードは,部品の親子関係の矛盾を検知する目的で導入されることを理解してほしい。 設問4(3)は,正答率が低かった。製品AX 及びAZ の構成に共通する4 種類の部品について,“在庫”テーブ ルを更新する行の品番の順番に注目すれば,ケース1 以外ではP4 とレベル1 のP9 の組合せであるという正答 を導けたはずである。 設問4(4)は,正答率が低かった。設問4(3)に与えられているケース1 から,デッドロックを回避するために 更新する行の品番の順番をそろえるにはどうすればよいかを考えることで正答を導いてほしかった。
出典: 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)採点講評。採点講評PDFを開く
解答例PDFに出てくる大問は2問(問1、問2)です。
この区分の解答は収録していません。
午後試験の解答例は「大問→設問→空欄記号→解答」の表の形で公表されています。これを文字として取り出すと列が混ざって読み順が崩れ、別の大問の解答がつながってしまいます。誤った対応づけを出すより、解答例PDFへのリンクに留めました。大問番号は解答例PDFに現れたもので、ここは信頼できます。
問1 では,金融機関におけるログ分析システムを題材に,データベースの設計及び実装について出題した。 設問1 は,全体的に正答率は高かったが,(4)では“画面遷移の連番”などの連番の付与単位を考慮しない誤 った解答が散見された。SQL 文中のテーブル間結合の条件などから,対象データの処理単位を正しく読み取れ るようにしてほしい。 設問2 は,木構造データを取り扱うテーブル構造について出題した。全体的に正答率は高かったが,(2)j の 正答率は低かった。テーブル構造の設計に当たっては,具体的な値に基づいてどのように参照・更新されるか を検証し,設計内容が適切であることを確認する習慣を付けてほしい。(3)では,アクセスパスの違いによって 性能の差異が生じることへの理解を求めた。実業務においては,RDBMS のオプティマイザの仕様を考慮した 上で,適切なアクセスパスとなるように問合せの設計を行ってほしい。 設問3 は,テーブルの物理分割,データベースのクラスタ構成について出題したが,全体的に正答率は低か った。(1)では,テーブルの物理分割の仕組みを正しく理解していない解答が散見された。物理分割の長所・短 所を理解し,適切な物理分割を行うようにしてほしい。(2)の“ローカル索引を構成する列名”は,正答率が低 かった。処理対象のテーブルへの検索条件を正確に把握し,適切な索引設計を行うことを心掛けてほしい。(3) では,RDBMS がサポートするクラスタ構成の仕様を理解していないと思われる誤った解答が散見された。実 業務においては,RDBMS が提供する機能の仕様を正しく理解し,その機能を有効に活用するように心掛けて ほしい。
問2 では,ホテル業の製パン業務を題材に,製造の計画業務と実行業務における現状と業務改革後の概念デ ータモデル,関係スキーマ,物流パターンについて出題した。全体として正答率は低かった。 設問1(1)では,調達品目のサブタイプ及び成型材料レシピに対するリレーションシップについて不十分な解 答が散見された。どのようなサブタイプ構造であるか注意深く読み取るよう心掛けてほしい。また,多対多の 対応を解決するためのエンティティタイプについては,何を参照しているか注意深く読み取ってほしい。(2)で は,生地材料補充要求に基づいて払出依頼が生起するリレーションシップ及び調達品目補充要求に基づいて納 品明細が生起するリレーションシップについて不十分な解答が散見された。(3)では,(2)で不十分な解答が散 見された箇所に対応する払出依頼(h)及び納品明細(k)について不十分な解答が散見された。業務がどのように 連鎖しているかを注意深く読み取ってほしい。 設問2(1)では,①について行番号3 の物流パターンが不要になることをほとんど読み取れていなかった。ま た,③についてどのような物流パターンになるか不十分な解答が散見された。直接的な業務の変化だけでな く,連動してどのように業務が変化するかを入念に考察するよう心掛けてほしい。(2)では,焼成指示に基づい て焼成実績が生起するリレーションシップについて不十分な解答が散見された。業務改革策に基づく業務は変 化点が説明されたものであり,それを現状の業務に対してどのように融合させなければならないか,注意深く 洞察してほしい。(3)は全体的に正答率が低かった。追加や外部と連携する業務では,現状と異なるキー構造の トランザクションとの融合が求められることがある。どのようにキー構造のギャップを解決すべきか注意深く 洞察してほしい。 状況記述を丁寧に読み,インスタンスのレベルまで十分に考慮し,エンティティタイプ間のリレーションシ ップや求められる属性を検討する習慣を付けてほしい。また,対象領域全体を把握するために,全体のデータ モデルを記述することは重要である。日常業務での実践の積み重ねを期待したい。
出典: 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)採点講評。採点講評PDFを開く
年度ごとの配点は収録していません。配点と出題数は制度改定で変わるため、現行制度の値を過去の回に当てると誤りになります。この回の配点は、下の試験要綱PDFでご確認ください。
平成31年度春期の試験要綱PDF(配点はこの中にあります)
下の値は情報処理技術者試験・情報処理安全確保支援士試験 試験要綱 Ver.5.4(2025年4月17日)に載っている現行制度のものです。配点も採点方式も、この回のものではありません。出題数が現行制度と同じ回でも、本サイトはこの値をその回の配点として扱っていません。
| 問番号 | 解答数 | 1問の配点 | 採点方式 |
|---|---|---|---|
| 問1-25 | 25 | 4点 | 素点 |
| 問番号 | 解答数 | 1問の配点 | 採点方式 |
|---|---|---|---|
| 問1-3 | 2 | 50点 | 素点 |
| 問番号 | 解答数 | 1問の配点 | 採点方式 |
|---|---|---|---|
| 問1-2 | 1 | 100点 | 素点 |
IPAが公開しているPDFへのリンクです。問題文はこのPDFの中にしかありません。
| 区分 | 問題 | 解答例 | 講評 |
|---|---|---|---|
| 午前Ⅰ | 問題冊子(2.2 MB) | 解答例(61 KB) | なし |
| 午前Ⅱ | 問題冊子(2.1 MB) | 解答例(55 KB) | なし |
| 午後Ⅰ | 問題冊子(3.8 MB) | 解答例(165 KB) | 採点講評(122 KB) |
| 午後Ⅱ | 問題冊子(5.4 MB) | 解答例(203 KB) | 採点講評(129 KB) |
出典: 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)。この回の問題冊子PDFは、中身を測っていません。本サイトが測った範囲では、CBT公開問題を除く問題冊子はすべてスキャン画像でした。