ITストラテジスト試験 平成30年度秋期の正答と、IPAの出典PDFへのリンクです。正答55問を収録しています。
問題文は収録していません。IPAが公表している問題冊子PDFがスキャン画像で、文字情報が入っていないためです。OCR(画像から文字を推定する処理)は行っていません。コードやビット列、数値が1文字変われば設問の答えが変わってしまうからです。
正答は、IPAが公表している解答例PDFから機械的に読み取ったものです。問題冊子PDFがスキャン画像のため、問題側の問番号と突き合わせる検算は原理的にできていません。解答例PDFの問番号をそのまま正としています。
30問。正答のみ。問題文は収録していません。
| 問 | 正答 | 問 | 正答 | 問 | 正答 | 問 | 正答 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | ア | 2 | イ | 3 | イ | 4 | イ |
| 5 | エ | 6 | エ | 7 | ア | 8 | イ |
| 9 | ウ | 10 | エ | 11 | イ | 12 | エ |
| 13 | ウ | 14 | ウ | 15 | イ | 16 | ア |
| 17 | ア | 18 | ウ | 19 | イ | 20 | イ |
| 21 | ア | 22 | ア | 23 | ウ | 24 | エ |
| 25 | ア | 26 | ア | 27 | ウ | 28 | イ |
| 29 | ウ | 30 | イ |
25問。正答のみ。問題文は収録していません。
| 問 | 正答 | 問 | 正答 | 問 | 正答 | 問 | 正答 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | イ | 2 | エ | 3 | エ | 4 | ウ |
| 5 | エ | 6 | ウ | 7 | ウ | 8 | ウ |
| 9 | ウ | 10 | ウ | 11 | ウ | 12 | イ |
| 13 | ウ | 14 | ア | 15 | ウ | 16 | ア |
| 17 | ウ | 18 | ウ | 19 | エ | 20 | エ |
| 21 | ア | 22 | ウ | 23 | ウ | 24 | ア |
| 25 | エ |
解答例PDFに出てくる大問は4問(問1、問2、問3、問4)です。
この区分の解答は収録していません。
午後試験の解答例は「大問→設問→空欄記号→解答」の表の形で公表されています。これを文字として取り出すと列が混ざって読み順が崩れ、別の大問の解答がつながってしまいます。誤った対応づけを出すより、解答例PDFへのリンクに留めました。大問番号は解答例PDFに現れたもので、ここは信頼できます。
問1 では,証券会社のコールセンタにおけるAI の機能を活用した新サービスの検討について出題した。題意 や状況設定はおおむね理解されているようであった。 設問1(1)では,AI の機能によって,オペレータの問合せへの対応品質が向上する理由を問うたが,対応品質 がどのように向上するかを述べた解答が多かった。 設問2(1)では,顧客のどのようなニーズに応えようと考えているかを問うたが,セルフサービス機能の充実 や受付時間外の対応など,顧客ニーズをどう実現するかについて述べた解答が多かった。顧客が問合せ前に FAQ などで解決を試みている点に着目し,自ら問題を解決することが顧客のニーズであることを理解してほし かった。 設問3(1)では,新サービスの導入効果を測定するためのチャットボットの利用状況に関するKPI を問うた。 顧客満足度を低下させずにオペレータの対応を平日だけにするためには,電話やメールの問合せがチャットボ ットによって抑制されているかどうかを確認できるKPI が必要であることを理解してほしかった。 IT ストラテジストは,新サービスの導入効果の評価まで見据えた上で,現状を正確に把握し,新技術の的確 な活用を判断する能力を高めてほしい。
問2 では,住宅設備メーカのシステム導入について出題した。題意や状況設定はおおむね理解されているよ うであった。 設問2(1)では,システム導入後は,製造した製品の製造数量が時間ごとに記録されるので,問題の早期の把 握をどのように行うかを問うたが,実績数量で比較することに気付いた解答が少なく,比較の頻度を記述して いない解答も多かった。導入前は一日の作業終了後でないと分からなかった実績の差異が時間ごとの把握が可 能になることに気付いてほしかった。 設問2(3)では,1 日分の複数の製品の製造数量と,製品ごとの部品リストをまとめて指示することによっ て,部品の取りそろえ作業の改善に必要な機能を問うたが,部品の取りそろえの改善に関する解答は少なかっ た。組立ての単位ごとではなく,製造する数量と部品リストから1 日の製造で必要な部品の数量が分かり,部 品倉庫から一度で出庫するための出庫指示データができるということに気付いてほしかった。 IT ストラテジストは,情報を有効活用する能力,業務改善を実現するための情報化計画の策定能力を高めて ほしい。
問3 では,コンテンツ制作会社の事業展開について出題した。題意や状況設定はおおむね理解されているよ うであった。全体として,正答率は高かった。 設問1(1)の社外のデザイナのメリットでは,“著作者人格権が行使できる”ことを述べた解答が一部で見られ た。どういったメリットが実現されるのか,具体的な内容まで言及して解答してほしかった。 設問1(2)では,“業務ノウハウ蓄積度”のような計数対象や算定方法が不明であったり,取組みの成否との関 連性が乏しかったりする解答が一部に見られた。KPI として経営者に報告可能な内容かどうかを確認してほし かった。 設問3(2)では,運用部を新設する狙いを問うたが,“システムの運用”や“事業の運用”といった,運用部そ のものの業務を解答したものが散見された。C 社のもつ課題を念頭に,既存の枠組みでは解決できないことに 取り組もうとしていることに気付いてほしかった。 IT ストラテジストは,新たな情報技術を活用して,事業の推進の支援や提案が行える能力を高めてほしい。
問4 では,AI を活用したエレベータの製品企画について出題した。題意や状況設定はおおむね理解されてい るようであった。 設問1(1)では,ストック型ビジネスであるにもかかわらず,R 社の売上げが下降傾向にある原因について解 答を求めた。正答率は高かったが,原因ではなく,単に実情を答えた誤った解答も見られた。 設問2(2)では,安価なエレベータを販売するメーカの参入に対抗する戦略を求めた。正答率は高かったが “通信インフラのリアルタイム性を調査する”など,他メーカの参入に対抗する戦略という題意からは外れた 解答もみられた。 設問3(1)では,新製品の市場投入を急ぐ目的と,市場投入を早めるためにあらかじめ打つ施策を求めた。施 策についての正答率は低く,あらかじめ打つ施策という題意からは外れた解答が多くみられた。設問をよく読 んで解答してほしかった。 IT ストラテジストは,市場動向,技術動向及び自社の保有技術を基に,AI などの新たな技術も活用して競争 力の高い新製品を企画し,戦略的な事業展開を推進する能力を高めてほしい。
出典: 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)採点講評。採点講評PDFを開く
解答例PDFに出てくる大問は3問(問1、問2、問3)です。
この区分の解答は収録していません。
午後試験の解答例は「大問→設問→空欄記号→解答」の表の形で公表されています。これを文字として取り出すと列が混ざって読み順が崩れ、別の大問の解答がつながってしまいます。誤った対応づけを出すより、解答例PDFへのリンクに留めました。大問番号は解答例PDFに現れたもので、ここは信頼できます。
全問に共通して,“論述の対象とする構想,計画策定,システム開発などの概要”又は“論述の対象とする 製品又はシステムの概要”が適切に記述されていないもの,“①名称”が論述内容と整合性が取れないものが 散見された。これらは,評価の対象となるので,矛盾が生じないように適切な記述を心掛けてほしい。また, IT ストラテジストとして基本的に理解しておくべき用語について,正しく理解されていないと思われる論述が 散見された。特に,ビジネスモデルとビジネスプロセスを混同したり,間違った理解をしていたりと思われる 論述も散見された。 IT ストラテジストの経験と考えに基づいて,設問の趣旨を踏まえて論述することが重要である。問題文及び 設問の趣旨から外れた論述や具体性に乏しい論述は,評価が低くなってしまうので,注意してもらいたい。
問1(事業目標の達成を目指すIT 戦略の策定について)では,事業目標の達成を目指してIT 戦略を策定し た経験がある受験者には,論述しやすかったと思われる。一方で,ビジネスプロセス改革,IT 導入に終始して いる論述も少なくなかった。また,達成を目指す事業目標,実現すべきビジネスモデル又はビジネスプロセ ス,有効なIT の関連が明確でない論述も散見された。IT 戦略とは何かを認識し,実践での経験を積んでほし い。
問2(新しい情報技術や情報機器と業務システムを連携させた新サービスの企画について)では,新技術と 業務システムを連携させた新サービスの企画を行った経験がある受験者には,論述しやすかったと思われる。 一方で,事業戦略を実現するために,どのようなビジネスモデル又はビジネスプロセスを検討したかを具体的 に論述せず,システム機能中心の論述に終始しているものも散見された。また,企画に必須である投資効果に ついて,前提条件,算出根拠や実現可能性などを具体的かつ定量的に記述できていない論述も少なくなかっ た。投資効果の算出方法について理解し,実践で深く検討する経験を積んでほしい。
問3(組込みシステムの製品企画戦略における市場分析について)では,市場への新製品の投入が活発化し ている状況において製品を企画する際,投入する市場を的確に分析し,その分析結果から適切な製品投入戦略 を立案することについて論述を求めた。多くの論述は,投入市場に適合する分析手法を理解し,それに沿った 適切な戦略の立案を論じていた。一方で,どのように調査したかの論述がないもの,分析について触れられず 単に市場占有率などの結果だけを説明した論述も散見された。
出典: 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)採点講評。採点講評PDFを開く
年度ごとの配点は収録していません。配点と出題数は制度改定で変わるため、現行制度の値を過去の回に当てると誤りになります。この回の配点は、下の試験要綱PDFでご確認ください。
平成30年度秋期の試験要綱PDF(配点はこの中にあります)
下の値は情報処理技術者試験・情報処理安全確保支援士試験 試験要綱 Ver.5.4(2025年4月17日)に載っている現行制度のものです。配点も採点方式も、この回のものではありません。出題数が現行制度と同じ回でも、本サイトはこの値をその回の配点として扱っていません。
| 問番号 | 解答数 | 1問の配点 | 採点方式 |
|---|---|---|---|
| 問1-30 | 30 | 3.4点 | 素点 |
問1-30:得点の上限は100点
| 問番号 | 解答数 | 1問の配点 | 採点方式 |
|---|---|---|---|
| 問1-25 | 25 | 4点 | 素点 |
この回は4大問ですが、現行制度は3大問です。出題数が違うので、現行制度の配点はこの回に当てはまりません。
この回は3大問ですが、現行制度は2大問です。出題数が違うので、現行制度の配点はこの回に当てはまりません。
IPAが公開しているPDFへのリンクです。問題文はこのPDFの中にしかありません。
| 区分 | 問題 | 解答例 | 講評 |
|---|---|---|---|
| 午前Ⅰ | 問題冊子(2.3 MB) | 解答例(59 KB) | なし |
| 午前Ⅱ | 問題冊子(1.8 MB) | 解答例(37 KB) | なし |
| 午後Ⅰ | 問題冊子(3.3 MB) | 解答例(163 KB) | 採点講評(141 KB) |
| 午後Ⅱ | 問題冊子(1.3 MB) | 解答例(93 KB) | 採点講評(129 KB) |
出典: 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)。この回の問題冊子PDFは、中身を測っていません。本サイトが測った範囲では、CBT公開問題を除く問題冊子はすべてスキャン画像でした。