基本情報技術者試験 平成22年度春期の正答と、IPAの出典PDFへのリンクです。正答80問を収録しています。
問題文は収録していません。IPAが公表している問題冊子PDFがスキャン画像で、文字情報が入っていないためです。OCR(画像から文字を推定する処理)は行っていません。コードやビット列、数値が1文字変われば設問の答えが変わってしまうからです。
正答は、IPAが公表している解答例PDFから機械的に読み取ったものです。問題冊子PDFがスキャン画像のため、問題側の問番号と突き合わせる検算は原理的にできていません。解答例PDFの問番号をそのまま正としています。
80問。正答のみ。問題文は収録していません。
| 問 | 正答 | 問 | 正答 | 問 | 正答 | 問 | 正答 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | ア | 2 | ウ | 3 | ウ | 4 | ア |
| 5 | ウ | 6 | イ | 7 | イ | 8 | ウ |
| 9 | イ | 10 | イ | 11 | ウ | 12 | ウ |
| 13 | エ | 14 | ア | 15 | ウ | 16 | エ |
| 17 | イ | 18 | イ | 19 | ア | 20 | ウ |
| 21 | ウ | 22 | エ | 23 | ウ | 24 | ウ |
| 25 | エ | 26 | ウ | 27 | エ | 28 | イ |
| 29 | イ | 30 | ウ | 31 | エ | 32 | ウ |
| 33 | イ | 34 | エ | 35 | ア | 36 | エ |
| 37 | ウ | 38 | エ | 39 | ア | 40 | ウ |
| 41 | ア | 42 | イ | 43 | イ | 44 | ア |
| 45 | エ | 46 | ウ | 47 | イ | 48 | エ |
| 49 | エ | 50 | エ | 51 | イ | 52 | ア |
| 53 | ア | 54 | ウ | 55 | ウ | 56 | イ |
| 57 | イ | 58 | イ | 59 | ア | 60 | エ |
| 61 | ウ | 62 | エ | 63 | イ | 64 | イ |
| 65 | ア | 66 | ア | 67 | ア | 68 | ウ |
| 69 | イ | 70 | エ | 71 | ア | 72 | イ |
| 73 | エ | 74 | ア | 75 | ウ | 76 | ウ |
| 77 | ウ | 78 | ウ | 79 | ウ | 80 | エ |
解答例PDFに出てくる大問は13問(問1、問2、問3、問4、問5、問6、問7、問8、問9、問10、問11、問12、問13)です。
この区分の解答は収録していません。
午後試験の解答例は「大問→設問→空欄記号→解答」の表の形で公表されています。これを文字として取り出すと列が混ざって読み順が崩れ、別の大問の解答がつながってしまいます。誤った対応づけを出すより、解答例PDFへのリンクに留めました。大問番号は解答例PDFに現れたもので、ここは信頼できます。
問1 では,データ処理の高速化を図るためのキャッシュメモリを題材として,主記憶とキャッシュメモリと の間のデータの転送方式について出題した。 設問1 では,a 及びb の正答率は平均的で,おおむね理解されていた。c の正答率は低く,あまり理解され ていなかった。c では,エと誤って解答した受験者が見受けられた。注意深く追跡すれば正答できた。 設問2 の正答率は低く,あまり理解されていなかった。d,e,f ともに,ブロック番号は正しいが,フラグ が逆の選択肢を選んだ受験者が見受けられた。フラグの使用方法を正しく理解し,注意深く追跡すれば正答で きた。
問2 では,コンパイラにおける構文木,構文規則,演算の優先順位,後置表記法(逆ポーランド表記法), 及びスタックを用いた式の評価について出題した。 設問1 の正答率は高く,よく理解されていた。 設問2 の正答率は低く,あまり理解されていなかった。式の構文規則から演算子の優先順位を読み取れば, 正答できた。構文規則から生成可能な構文木を作成することは,基本的かつ重要なことなので,よく理解して ほしい。 設問3 及び設問4 の正答率は高く,よく理解されていた。
問3 では,中学校の試験の成績データを題材に,関係データベースにおけるデータ構造及びSQL 文を使っ たデータ参照について出題した。 設問1 の正答率は高く,よく理解されていた。 設問2 の正答率は低く,あまり理解されていなかった。ウと誤って解答した受験者が多く見受けられた。四 つの表は等価結合されているので,副問合せを用いる必要はない。 設問3 の正答率は平均的で,おおむね理解されていた。 設問4 の正答率は低く,イ又はウと誤って解答した受験者が見受けられた。設問2 と同様に,三つの表は等 価結合されているので,副問合せを用いる必要はない。 設問2 及び設問4 の採点結果から,副問合せの理解が不足しているように見える。SQL を業務で使う場合, 複数の表を結合しなければ目的のデータが得られない場合が多くあり,このとき副問合せの知識が必要とな る。副問合せを使うべきかどうかの判断を含めて,十分に理解してほしい。
問4 では,動画のストリーミングサーバの設置計画を題材に,磁気ディスクと回線の容量の計算や待ち行列 理論の基本的な考え方について出題した。 設問1 の正答率は平均的で,おおむね理解されていた。b では,アと誤って解答した受験者が見受けられ た。これは,動画の再生時間が平均4 分であることを考慮しなかったからと思われる。 設問2 では,c 及びe の正答率は平均的で,おおむね理解されていたが,d の正答率は低く,あまり理解さ れていなかった。待ち行列理論は様々な分野に応用される理論なので,要求されるトラフィックの考え方や表 の見方などの基礎を理解してほしい。
問5 では,家具の配達業務を題材として,受付の際に画面に表示する情報の取得条件,配達に用いる帳票の 作成方法及び配達完了時の処理方法について出題した。 設問1 の正答率は平均的で,おおむね理解されていた。a は仕様を正確に読み取れれば,正答できた。b は 日付を単位とする処理であることが理解できれば,正答できた。 設問2 では,c 及びd の正答率は低く,あまり理解されていなかった。処理B の説明からファイルA は予約 ファイルであり,配達依頼リストに配達先情報を出力するためには受付ファイルの項目が必要なことから,c が受付ファイルでなければならないことが分かる。e の正答率は平均的で,おおむね理解されていた。 設問3 の正答率は平均的で,おおむね理解されていた。配達完了日を登録するのは予約ファイルのレコード であることを理解できれば,正答できた。
問6 では,プロジェクトにおける品質管理を題材として,ソフトウェアの定量的なバグ管理方法について出 題した。 設問1 の正答率は高く,よく理解されていた。 設問2 では,e の正答率は高く,よく理解されていた。f の正答率は平均的で,おおむね理解されていた。g 及びh の正答率は低く,あまり理解されていなかった。g 及びh では,最終的に確定した全工程でのバグ総件 数(実績値)を使って設計工程及び製造工程のバグ摘出率を計算して合算すれば,正答できた。全工程でのバ グ総件数は,プロジェクト開始時点では予測値であり,各工程が進むにつれて実績値に置き換わり,全工程が 終了した時点で確定する。設計工程及び製造工程での途中段階のバグ総件数(予測値を含む)によるバグ摘出 率を合算するなどの誤りをしないように,バグ摘出率の意味を正しく理解してほしい。
問7 では,食料品の生産及び販売を行っている企業の健康飲料事業を題材に,事業内部や業界の状況を分析 する方法について出題した。 設問1 では,a の正答率は高く,よく理解されていたが,b の正答率は低く,あまり理解されていなかっ た。問題文中に,強みについての資産と業務プロセスの分類を示してあるので,これを参考にして,弱み①~ ④をそれぞれ資産と業務プロセスに分類していけば,正答できた。 設問2 では,c 及びe の正答率は高く,よく理解されていたが,d の正答率は低く,イ又はオと誤って解答 した受験者が見受けられた。イは代替製品の脅威に関する条件,オは買い手の交渉力に関する条件である。 設問3 では,f の正答率は平均的で,おおむね理解されていた。売上総利益率,営業利益率及び経常利益率 は,収益性の指標として基本であり,その意味及び計算方法を理解しておくことは重要である。g の正答率は 高く,よく理解されていた。
問8 では,データを整列するアルゴリズムであるマージソートについて出題した。 設問1 では,a の正答率は低く,あまり理解されていなかった。a では,イと誤って解答した受験者が多く 見受けられた。再帰呼出しを行う条件が理解できなかったためと思われるが,再帰呼出しはアルゴリズムの基 本的かつ重要な考え方なので,よく理解してほしい。b の正答率は平均的で,おおむね理解されていたが,c の正答率は低く,あまり理解されていなかった。プログラムの説明文とプログラムとの対応をよく理解すれば 正答できた。 設問2 の正答率は低く,あまり理解されていなかった。再帰呼出しの制御の流れを理解し,データの変化を 追跡することは重要である。 設問3 の正答率は低く,あまり理解されていなかった。複数のデータを併合する処理,特に配列の添字の変 化について,よく理解してほしい。
問9 では,英文の整形出力(ワードラップ処理)のプログラムについて出題した。 設問1 では,b 及びd の正答率は平均的で,おおむね理解されていたが,a 及びc の正答率は低く,あまり 理解されていなかった。c では,アと誤って解答した受験者が見受けられた。変数cpos は,出力用行バッファ linebuf に次の文字を格納する位置を示しているので,1 文字格納したら,一つ進める必要がある。 設問2 の正答率は低く,あまり理解されていなかった。e ではア~エと誤って解答した受験者が見受けられ た。数字列を上位けたから1 文字ずつ読みながら数値化するには,それまでに読み込んで数値化した値を10 倍し,それに読み込んだ1 文字を数値化した値を加えればよい。数字列を数値化する方法を,よく理解してほ しい。
問10 では,セキュリティルームの入退室管理システムを題材に,オンライン系の入退室管理プログラムが 出力したログデータを,バッチ系のログ解析プログラムで集計するまでの,一連の処理について出題した。 設問1 及び設問2 の正答率は平均的で,おおむね理解されていた。 設問3 の正答率は低く,あまり理解されていなかった。プログラム2 では,ログファイルを先頭から順に読 み込み,入室だった場合は従業員番号を表に記録し,退室だった場合は表に記録された従業員番号を0 にす る。この手続を指定された日時の直前まで繰り返すことで,当該日時に室内にいた従業員を抽出することがで きる。このアルゴリズムが理解できれば,正答できた。
問11 では,一般によく知られたゲームのルールをプログラムとして実装することを題材とし,再帰呼出し を含むゲーム進行の条件判定などについて出題した。 設問1 では,a の正答率が高く,よく理解されていた。b,c 及びe の正答率は平均的で,おおむね理解され ていたが,d の正答率は低く,あまり理解されていなかった。d では,イと誤って解答した受験者が多く見受 けられた。player が獲得する石の個数は,反転した石の個数とplayer 自身が置いた石1 個の合計であるこ とが分かれば,正答できた。 設問2 の正答率は平均的で,おおむね理解されていた。
問12 では,簡易な浮動小数点形式を基に,32 ビット浮動小数点数の加算を行うプログラムについて出題し た。 設問1 の正答率は低く,あまり理解されていなかった。b ではウ,c ではウ又はオと誤って解答した受験者 が見受けられた。プログラムの説明から,浮動小数点数の加算がどのように行われるのかを理解して処理を追 跡すれば,正答できた。e は解答が分散した。けた上がりがある場合の処理であり,正規化が必要であること が理解できれば,正答できた。 設問2 の正答率は低く,あまり理解されていなかった。オと誤って解答した受験者が見受けられた。加数Y の符号だけを反転させればよいことを理解できれば,正答できた。 語のビットがどのように変化していくのかを考えながら処理を追跡することが重要である。
問13 では,喫茶店における料理メニューと割引条件を基に,注文に応じた料金と割引額の計算を題材とし て,ワークシートの作成について出題した。 設問1 の正答率は平均的で,おおむね理解されていた。 設問2 では,c の正答率は平均的で,おおむね理解されていた。d~g の正答率は低く,あまり理解されてい なかった。d ではイ,f ではウと誤って解答した受験者が見受けられた。飲料の注文数の合計についてはセット 割引数との関係を,割り当てるセット数については残数との関係を理解すれば,正答できた。 ワークシートの目的を理解した上で,与えられた関数を用いて,個々のセルに適切な計算式を入力すること が重要である。
出典: 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)採点講評。採点講評PDFを開く
年度ごとの配点は収録していません。配点と出題数は制度改定で変わるため、現行制度の値を過去の回に当てると誤りになります。この回の配点は、下の試験要綱PDFでご確認ください。
平成22年度春期の試験要綱PDF(配点はこの中にあります)
下の値は情報処理技術者試験・情報処理安全確保支援士試験 試験要綱 Ver.5.4(2025年4月17日)に載っている現行制度のものです。配点も採点方式も、この回のものではありません。出題数が現行制度と同じ回でも、本サイトはこの値をその回の配点として扱っていません。
現行制度の試験要綱には、この名前のセクションがありません。制度が変わって試験の構成そのものが当時と違うため、現行制度の配点はこの回に当てはまりません。
現行制度の試験要綱には、この名前のセクションがありません。制度が変わって試験の構成そのものが当時と違うため、現行制度の配点はこの回に当てはまりません。
IPAが公開しているPDFへのリンクです。問題文はこのPDFの中にしかありません。
出典: 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)。この回の問題冊子PDFは、中身を測っていません。本サイトが測った範囲では、CBT公開問題を除く問題冊子はすべてスキャン画像でした。