応用情報技術者試験 平成23年度秋期の正答と、IPAの出典PDFへのリンクです。正答80問を収録しています。
問題文は収録していません。IPAが公表している問題冊子PDFがスキャン画像で、文字情報が入っていないためです。OCR(画像から文字を推定する処理)は行っていません。コードやビット列、数値が1文字変われば設問の答えが変わってしまうからです。
正答は、IPAが公表している解答例PDFから機械的に読み取ったものです。問題冊子PDFがスキャン画像のため、問題側の問番号と突き合わせる検算は原理的にできていません。解答例PDFの問番号をそのまま正としています。
80問。正答のみ。問題文は収録していません。
| 問 | 正答 | 問 | 正答 | 問 | 正答 | 問 | 正答 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | イ | 2 | ウ | 3 | エ | 4 | ウ |
| 5 | イ | 6 | エ | 7 | エ | 8 | イ |
| 9 | ウ | 10 | エ | 11 | ウ | 12 | ウ |
| 13 | ウ | 14 | エ | 15 | ア | 16 | ウ |
| 17 | ア | 18 | イ | 19 | ア | 20 | イ |
| 21 | エ | 22 | イ | 23 | ウ | 24 | ウ |
| 25 | イ | 26 | ウ | 27 | イ | 28 | エ |
| 29 | イ | 30 | ア | 31 | ウ | 32 | ウ |
| 33 | エ | 34 | エ | 35 | エ | 36 | エ |
| 37 | エ | 38 | エ | 39 | エ | 40 | イ |
| 41 | ア | 42 | ア | 43 | ア | 44 | ア |
| 45 | エ | 46 | エ | 47 | ウ | 48 | イ |
| 49 | イ | 50 | ア | 51 | イ | 52 | エ |
| 53 | イ | 54 | イ | 55 | ウ | 56 | イ |
| 57 | イ | 58 | エ | 59 | ウ | 60 | ア |
| 61 | ア | 62 | ア | 63 | エ | 64 | エ |
| 65 | イ | 66 | ウ | 67 | エ | 68 | ウ |
| 69 | エ | 70 | イ | 71 | エ | 72 | イ |
| 73 | ア | 74 | ア | 75 | エ | 76 | イ |
| 77 | エ | 78 | ウ | 79 | イ | 80 | イ |
解答例PDFに出てくる大問は12問(問1、問2、問3、問4、問5、問6、問7、問8、問9、問10、問11、問12)です。
この区分の解答は収録していません。
午後試験の解答例は「大問→設問→空欄記号→解答」の表の形で公表されています。これを文字として取り出すと列が混ざって読み順が崩れ、別の大問の解答がつながってしまいます。誤った対応づけを出すより、解答例PDFへのリンクに留めました。大問番号は解答例PDFに現れたもので、ここは信頼できます。
問1 では,家電量販店の営業戦略の策定を題材に,ゲーム理論,意思決定,及びロイヤルティマーケティン グについて出題した。全体として,正答率は高かった。 設問2(1)は,正答率は高かったものの,企業方針との整合性又は制約条件に気付いていない解答も少なから ずあった。企業方針との整合性及び制約条件は,意思決定の際に考慮すべき項目であるので,是非理解してお いてもらいたい。 設問4(2)は,正答率が低かった。RFM 分析は,リピータを獲得する重要な分析手法の一つである。ロイヤル ティマーケティングやRFM 分析などの手法について,是非知っておいてもらいたい。
問2 では,ハッシュ法と排他制御のプログラミングを題材に,プログラムの作成能力と障害分析について出 題した。 設問2(1)は,正答率が低かった。障害の原因について,配列要素を未使用にしていることだけを述べてい て,シノニムの発生に言及していない解答が散見された。 設問3 は,正答率が低かった。同じKey をもったデータは配列array に存在してはいけないにもかかわら ず,画面プログラムの排他制御の障害によって,同じKey をもつデータが格納されてしまった。このように根 本的な原因を考えることを,日常の習慣にしてほしい。
問3 では,合併した企業の業務と情報システムの全体最適化の検討にEA の考え方を用いたケースを出題し た。 設問2 は,正答率が低かった。業務と情報システムの全体最適を図るためには,データ体系は,部門・工場 ごとではなく全社レベルで検討する必要がある。本問を契機に,特定の情報システムに閉じた最適化検討だけ ではなく,業務や関連システムも含めた全体最適を考える広い視野をもつように心掛けてもらいたい。 設問5 は,正答率が低かった。情報システムの最適化を行うためには,まず,業務の最適化を検討する必要 があることを忘れないでほしい。
問4 では,サーバ仮想化時のサーバ構成を題材に,可用性やリソース配分,クラスタ構成やブレードサーバ における障害時のシステムの振る舞いについて出題した。全体として,正答率は低かった。 設問1 は,正答率が低かった。システムの可用性については,何台中何台のブレードが稼働していればよい かを考えれば正答を導けるはずである。 設問3 では,“ブレード2 に負荷が集中する”という解答が散見された。要求されていることは,ブレード2 のメモリ使用量が搭載されているメモリ容量を超える理由であり,それの直接的な原因となる事象について解 答してほしい。アクティブ/スタンバイ構成におけるフェイルオーバについて,よく理解しておいてほしい。
問5 では,有線LAN と無線LAN の混合環境を題材に,IP ネットワークの知識について出題した。 設問3(2)は,正答率が低かった。問題文の条件である“有線LAN と無線LAN が同一ネットワークとなる”に 合致しない解答が散見された。問題文に記載された条件を過不足なく読み取って解答してもらいたい。また, ルータとブリッジの違いについても,よく理解しておいてほしい。 設問4 は,正答率が低かった。ネットワークの設計に当たって,機能要件だけではなく,利用者から見たデ ータ伝送時間などの性能要件を考慮して設計を行えるようになってほしい。
問6 では,旅費交通費の申請処理を題材に,テーブル構造やSQL について出題した。全体として,正答率は 高かった。 設問1(1)は,b の正答率が低かった。申請明細と費用種別の関係を1対1と誤って解答した受験者が多かっ た。実際のデータを幾つか当てはめて落ち着いて考えれば,正答を導けるはずである。 設問2 は,正答率が高かった。表の結合条件と列の抽出条件の違いについて,おおむね理解されていたよう であった。 設問4 は,不具合が起こるのはどのような場合かを問うているにもかかわらず,不具合の理由や不具合によ る影響について記述している解答が散見された。解答する際は,求められている事柄をよく確認してもらいた い。
問7 では,地上ディジタル放送対応テレビの放送ダウンロード機能を題材に,組込みシステムにおけるタス クの状態,優先度,及び割込み禁止とセマフォの違いについて出題した。 設問1 は,小数第2 位以下を切り上げずに四捨五入した解答が多く見受けられた。設問をよく読み,求めら れていることを理解した上で解答してほしい。 設問3 は,タスクをセマフォによって排他制御しても,割込みが発生すると割込みハンドラが実行されるこ とについての理解を問う問題だが,タスクと割込みを混同したと思われる誤った解答が散見された。タスクと 割込みは組込みシステムにおいて重要な概念であり,是非理解しておいてほしい。
問8 では,バス運賃精算システムを題材に,UML のユースケース図とユースケース記述を用いた要求分析に ついて出題した。全体として,正答率は高かった。 設問1 は,正答率が高かった。ユースケース図に関して,おおむね理解されていたようであった。しかし, 抽象ユースケースについて表記がない,又は誤った表記が目立った。抽象ユースケースは重要な概念であり, 是非理解しておいてほしい。 設問3 は,正答率が低かった。非機能要件を正しく把握することは,要求分析を行う上で非常に重要であ る。問題文中に示された条件を過不足なく読み取り,正答を導き出してほしい。
問9 では,IPA セキュリティセンターで公開されている,企業におけるWeb アプリケーションでのクロスサ イトリクエストフォージェリー対策の例を題材に,安全なWeb アプリケーションの構築とセキュリティ対策に ついて出題した。 設問2 は,正答率が高かった。script タグにエスケープ処理を適切に施す目的は,おおむね理解されている ようであった。 設問3 は,正答率が低かった。Web アプリケーションの処理フロー中でのページトークンの適用は,重要な セキュリティ対策の一つでもあるので,基本知識だけの理解に留まらず,具体的な適用方法についても十分に 理解してほしい。
問10 では,会計パッケージの調達を題材に,提案依頼から提案評価,ベンダ決定までの手続について出題 した。全体として,正答率は低かった。 設問1(1)は,正答率が低かった。ベンダとの契約形態は,プロジェクトを進める上での方針や体制と密接に 関係することをよく理解しておいてほしい。 設問4(1)は,正答率が低かった。プロジェクトの進め方の中で,今回の概算見積りの目的が何なのかを読み 取り,正答を導き出してほしい。
問11 では,企業における社内業務システムを題材に,サーバ仮想化技術を適用したシステム基盤における 運用管理の改善について出題した。 設問1 は,正答率が高かった。仮想環境の違いによる運用管理機能の比較は,おおむね理解されているよう であった。 設問2 は,正答率が低かった。統合前の担当分野の分け方は,仮想サーバや仮想化ソフトを考慮していない 点に着目して,正答を導き出してほしい。 設問3 は,正答率が高かった。システムリソース不足の再発を防止するための対策については,おおむね理 解されているようであった。 設問4 は,正答率が低かった。問題文の記述から,臨時の仮想環境の稼働を適切に統制する手続について考 えれば,正答を導けるはずである。
問12 では,購買業務の監査を題材に,購買業務の内部統制,及びシステムを運用していく上で組み込むべ き業務処理統制について出題した。全体として,正答率は低かった。 設問4 は,正答率が低かった。R 社の職務分離方針と現状の業務担当部署を比較して考えれば正答を導ける はずである。 設問5 は,システム課長が不正を行えてしまうというだけの解答が目立った。なぜ不正を発見できないおそ れがあるのか,アクセス権をもつシステム課長自身が管理も行っている点が問題であることに気付き,解答し てほしかった。 職務分離は不正を防止するための内部統制の重要な考え方の一つなので,しっかりと理解してほしい。
出典: 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)採点講評。採点講評PDFを開く
年度ごとの配点は収録していません。配点と出題数は制度改定で変わるため、現行制度の値を過去の回に当てると誤りになります。この回の配点は、下の試験要綱PDFでご確認ください。
平成23年度秋期の試験要綱PDF(配点はこの中にあります)
下の値は情報処理技術者試験・情報処理安全確保支援士試験 試験要綱 Ver.5.4(2025年4月17日)に載っている現行制度のものです。配点も採点方式も、この回のものではありません。出題数が現行制度と同じ回でも、本サイトはこの値をその回の配点として扱っていません。
| 問番号 | 解答数 | 1問の配点 | 採点方式 |
|---|---|---|---|
| 問1-80 | 80 | 1.25点 | 素点 |
この回は12大問ですが、現行制度は11大問です。出題数が違うので、現行制度の配点はこの回に当てはまりません。
IPAが公開しているPDFへのリンクです。問題文はこのPDFの中にしかありません。
出典: 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)。この回の問題冊子PDFは、中身を測っていません。本サイトが測った範囲では、CBT公開問題を除く問題冊子はすべてスキャン画像でした。